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2026-03-19
床サンディングの粉塵対策|DIYとの違いとBONAダストフリー施工の数値
「床を研磨したいけれど、粉塵が家の中に広がらないか心配」——そう感じる方は少なくありません。床サンディングの粉塵は、機器と方法によって大きく抑えられます。研磨時に発生する粉塵は、正しく管理しないと室内に広がり、清掃や生活の負担になります。この記事では、床サンディングの粉塵が発生する仕組み、DIYとの違い、保育施設や子どものいる家庭での注意点、BONAダストフリーサンディングの公表値を解説します。
この記事でわかること
- 床サンディングの粉塵が発生する仕組み
- DIY施工と業者のダストフリーサンディングの違い(比較表あり)
- 保育園・幼稚園・子どものいる家庭で床を再生するときの注意点
床サンディングの粉塵が発生する仕組み

床サンディング(フロアサンディング)とは、専用の研磨機でフローリング表面を削り(削り量は床の状態と工程で異なります)、傷・シミ・古い塗膜を取り除いて床を再生する施工です。床サンディングの粉塵は、研磨時に木材の粉が空気中に舞うことで発生するため、適切な粉塵対策が欠かせません。
床のサンディング施工では、表面を削る際に目に見えないほど細かい粉塵が大量に発生します。その粉塵が何種類もの成分を含んでいることは、あまり知られていません。木材の繊維だけでなく、長年床に蓄積されたハウスダストやカビの胞子、古い塗膜の破片が一気に舞い上がります。そのため、施工中の室内の空気や、施工後の清掃への配慮が必要です。
床サンディングの粉塵に木材・塗膜・ハウスダストが混ざる理由
フローリングの表面には、日常生活で堆積したさまざまな物質が層のように蓄積されています。研磨機でフローリングを削ると、木材の微粒子・ワックスや塗料の粉末・床の隙間に長年積もったハウスダスト・カビ胞子・ダニの死骸・繊維くずが一度に空中へ放出されます。
特に問題になるのは粒子の細かさです。研磨で出る木粉には細かい粒子が含まれ、空気中に長く漂いやすい性質があります。そのため、換気やマスクだけでは粉塵対策として十分ではなく、発生した粉塵をその場で回収する方法が大切です。
床サンディングの粉塵が室内に残ると起きること
床サンディングの粉塵を回収せずに作業すると、次のようなことが起きやすくなります。
- 室内への広がり:細かい粉塵が作業エリアの外へ広がり、家具や家電に付着する
- 清掃の負担:施工後も床や家具の表面に粉塵が残り、清掃に時間がかかる
- 空調への影響:粉塵がエアコンや換気設備に入り込むことがある
小さなお子様や高齢の方がいる住まい、保育施設などでは、粉塵管理を重視した施工方法を選ぶことが大切です。
床サンディングの粉塵対策、DIYでは限界がある理由

市販の集塵付きサンダーを使えば粉塵を抑えられると思われがちですが、DIY用工具の粉塵除去能力には明確な限界があります。子どものいる環境や広い範囲の研磨では、DIYの粉塵対策では不十分な場合があります。
「業者への依頼を検討したい」という方は、まず現地調査・お見積もり(無料)からお気軽にご相談ください。
市販集塵工具の粉塵除去能力の実態
市販のランダムサンダーやベルトサンダーには集塵袋・集塵ボックスが付属していますが、これらは主に大きな木屑の回収を目的としたものです。細かい粉塵の一部は集塵袋を通過し、室内の空気中へ広がることがあります。
また、集塵能力だけでなく、DIY用サンダーは研磨ヘッドと床面の密着精度がプロ機材より低いため、研磨時に粉塵が機体周辺から四方へ広がりやすい構造になっています。つまり、集塵袋がついていても、実際には相当量の粉塵が空中に舞い続けているのです。さらに、作業者がマスクをしていても、室内に残った細かい粉塵は、施工後もしばらく空気中を漂うことがあります。
床サンディングの粉塵でDIYが見落としがちな3つのリスク
- 施工後に見えない粉塵が残る:床や家具の表面に残った細かい粉塵は、目で確認しにくいことがあります。施工翌日以降も、掃除や歩行のたびに舞い上がることがあります。
- 仕上げ塗料のVOCリスク:DIYで使用できる塗料の多くはVOC(揮発性有機化合物)の含有量が明示されていません。施工後に揮発する成分が室内に残り、においの原因になることがあります。
- 研磨ムラによる傷の悪化:技術不足による研磨ムラは、かえって床材表面に微細な凹凸を生じさせ、汚れやカビが入り込みやすい環境をつくります。その結果、かえって汚れが溜まりやすくなることがあります。
一方、フロアサンディングPROが採用するBONAダストフリーサンディングシステムは、研磨で出る粉塵をその場で回収する設計です。以下の比較表で、DIYと業者の施工の違いをご確認ください。
| 比較軸 | DIYサンディング | 業者のBONAダストフリーサンディング |
|---|---|---|
| 床サンディングの粉塵の回収 | 集塵袋で大きな木屑が中心(細かい粉塵は室内に広がりやすい) | 空気中のホコリの99.996%を除去(Bona日本代理店の公表値) |
| 施工中の粉塵濃度 | 施工中は大幅に上昇(数値管理不可) | 0.1mg/m³(同。日本の許容濃度は4mg/m³) |
| 塗料の認証 | VOC含有量が不明な製品が多い | GREENGUARD GOLD認証の低VOC水性塗料を使用 |
| 施工中の在宅 | 推奨しない(粉塵が広がりやすい) | 施工範囲を区切れば、施工エリア以外で過ごせる場合がある |
| 仕上がりの均一性 | 技術差が大きくムラが出やすい | 段階研磨(粗削り→中仕上げ→仕上げ)で均一 |
| 床サンディングの粉塵の残り方 | 細かい粉塵が床・家具に残り、舞い上がりやすい | 高性能集塵機で吸引・清掃済みで引き渡し |
| 施工品質保証 | なし | あり(施工品質保証書に定める範囲) |
床サンディングの粉塵を抑えるBONAダストフリーサンディング

床サンディングの粉塵は、BONAダストフリーサンディングで大きく抑えられます。Bona日本代理店(株式会社オカベ)の公表値では、Bonaダストフリーサンディングシステムは、サンディング作業中の空気中のホコリの99.996%を除去し、従来の方法と比べて90%以上の粉塵を抑制するとされています(Bona日本代理店(株式会社オカベ)の解説)。粉塵がゼロになるわけではありません。
Bona日本代理店が公表している粉塵の数値
BONAダストフリーサンディングシステムは、スウェーデン・マルメ発の床専門メーカーBONA社(1919年創業・世界90か国以上で採用)が開発した高性能集塵システム(BONA DCS70等)を研磨機に直結させ、研磨と同時に粉塵を吸引し続ける設計です。そのため、粉塵が空気中に舞い上がる前に回収されます。
Bona日本代理店(株式会社オカベ)の公表値によると、このシステムは空気中のホコリの99.996%を除去し、粉塵発生量は0.1mg/m³とされています。木粉塵の作業環境許容濃度は、日本で4mg/m³、スウェーデンで2mg/m³です。詳しくはBona日本代理店(株式会社オカベ)の公式サイトでも解説されています。
また、従来のサンディング施工では仮囲い・養生シートで部屋全体を覆う大がかりな養生が必要でしたが、ダストフリーシステムの採用により養生範囲を大幅に縮小できます。その結果、施工エリア以外では、施工中も生活を続けられる場合があります。実際の施工後の仕上がりは施工事例ページでご確認いただけます。
研磨後の塗料の認証(GREENGUARD GOLD・F☆☆☆☆)
粉塵対策とあわせて確認したいのが、研磨後に塗布する仕上げ塗料の認証です。当社のフロアコーティング剤は、日本塗料工業会の自主管理登録制度でF☆☆☆☆(ホルムアルデヒドの放散量が最も少ない等級)として登録されています。また、BONA社の仕上げ剤はGREENGUARD GOLD認証(米国UL Solutions・学校・医療施設での使用を想定した室内空気質の基準)を取得しています。
GREENGUARD GOLD認証は、学校や医療施設での使用を想定した、化学物質の放散に関する基準です。当社が使用する水性仕上げ剤(BonaトラフィックGO)は、輸入元のカタログでVOC 3%未満とされ、乾燥の目安は軽歩行まで8時間、重歩行まで24時間、完全硬化まで5日間です。
BONAサンディングシステムの詳細や使用機材については、当サービスの専用ページもあわせてご覧ください。
床サンディングの粉塵管理(保育園・幼稚園と子どものいる家庭)

子どもが直接床に触れる環境では、粉塵管理と塗料の認証の両方を確認しておきたいところです。GREENGUARD GOLD認証とダストフリーシステムの内容は、保護者・行政への説明にも活用できます。
小さな子どもがいる場所で配慮したいポイント
乳幼児は床に近い高さで過ごす時間が長いため、施工中は粉塵や塗料のにおいが届かないよう配慮が必要です。また、床の黒ずみ・傷に入り込んだ汚れや、ワックスの重ね塗りで蓄積した汚れは、フロアサンディングで表面ごと取り除けます。
施工中は、小さなお子様を施工エリアから離れた場所で過ごさせることをおすすめします。施工完了後は換気を行い、担当スタッフの案内に従って立ち入り再開の時間を確認してください。完全硬化(BonaトラフィックGOの場合、輸入元のカタログで5日間が目安)までは、激しい使い方を控えてください。
休園期間・夜間に施工して在園中の影響を抑える
保育園・幼稚園への施工実績を持つフロアサンディングPROでは、施工スケジュールを長期休暇(夏季・冬季・春季の休園期間)・夜間・週末に合わせて調整することが可能です。そのため、在園中の子どもへの影響を抑えた施工計画を立てられます。
なお、保育施設では、保育室と廊下など場所の使い方と管理のしやすさに合わせて仕上げを選びます。施設ごとのプランは無料現地調査でご提案しますので、稟議書に使える費用目安・工期・塗料の認証の資料が必要な場合も、まずはお気軽にご相談ください。
床サンディングの粉塵対策の前に確認したい、向かないケース

施工可否は床材の種類と状態によって決まります。無垢・挽板フローリングには対応できますが、シート系フローリングや著しく劣化した床材は施工対象外です。正確な判断には現地調査が必要です。
施工できない床材の種類
以下の床材はフロアサンディングの対象外です。施工前に床材の種類を必ず確認してください。
- シートフローリング(木目プリントシート貼り):研磨すると下地が露出するため施工不可
- 突き板フローリング(表面材が薄いもの):表面材の厚みを現地で確認して判断する(下地に達するおそれがあれば研磨しない)
- クッションフロア・カーペット・コルクタイル:木質系以外の床材は対象外
- 表面材が薄い複合フローリング:削れる厚みが足りない場合は施工できない
- 水濡れ・カビ・腐食が進んでいる床材:研磨前に補修または張り替えが必要
また、深い凹み傷・床材内部まで浸透した黒ずみ・ペットの尿染みは、研磨後も完全に除去できない場合があります。施工できるかどうか不安な場合は、床材の写真(床面全体・近接・断面)をお送りいただくと、事前に目安をお伝えできます(最終的な可否は現地調査で確認します)。
施工後の使用開始目安と注意事項
施工後の使用再開の目安は以下の通りです(当社が使用する水性仕上げ剤BonaトラフィックGOの、輸入元カタログの値)。仕上げ剤の種類や温度・湿度によって異なります。
- 軽歩行:施工後8時間が目安
- 重歩行:施工後24時間が目安(家具の搬入は施工時にご案内します)
- 完全硬化:5日間が目安(フロアマット・ラグは完全硬化の後に敷いてください)
なお、施工後の床にはワックスを塗布しないでください。仕上げ剤の塗膜とワックスが反応して白濁・剥離・ムラが生じ、保証対象外となります。日常清掃にはBONA専用クリーナーのご使用を推奨します。
ダストフリーサンディングの仕組みについてさらに詳しく知りたい方は、関連コラム「フローリング研磨の粉塵対策とは?BONAダストフリーサンディングの仕組みと数値」もあわせてお読みください。
よくある質問
- Q. 床サンディングの粉塵は、室内にどのくらい広がりますか?
- 研磨時には、木材の粉・古い塗膜の粉・床に溜まったハウスダストが一度に舞い上がります。集塵せずに作業すると、作業エリアの外まで広がることがあります。小さなお子様やご家族には、施工エリアから離れていただくことをおすすめします。
- Q. DIYの床サンディングでも粉塵対策はできますか?
- 限定的です。市販の集塵工具では細かい粉塵の回収が十分でなく、施工後も舞い上がることがあります。子どものいる環境や広い範囲の研磨では、業者のダストフリーサンディングをおすすめします。
- Q. BONAダストフリーサンディングで、粉塵はどのくらい抑えられますか?
- Bona日本代理店の公表値では、空気中のホコリの99.996%を除去し、粉塵発生量は0.1mg/m³(日本の木粉塵の作業環境許容濃度は4mg/m³)とされています。粉塵がゼロになるわけではありません。
- Q. 保育園の床サンディングで使う塗料には、どんな認証がありますか?
- 研磨後の水性仕上げ剤は、GREENGUARD GOLD認証(学校・医療施設での使用を想定した室内空気質の基準)を取得した低VOC塗料です。当社のフロアコーティング剤は、日本塗料工業会のF☆☆☆☆登録製品です。
- Q. 施工中、家族は家にいられますか?
- 施工範囲を区切れる場合は、施工エリア以外で過ごせることがあります。小さなお子様やご家族には、施工エリアから離れていただくことをおすすめします。
- Q. フロアサンディングの費用はいくらですか?
- 研磨のみで1㎡あたり6,000~8,000円が目安です(一般的な相場で、当社の料金を示すものではありません)。研磨後のコーティング仕上げは別途1㎡あたり2,000~10,000円程度(仕上げ種別による)。施工面積・床材の状態・地域により異なるため、無料現地調査・お見積もりでご確認いただけます。
- Q. フロアサンディングとワックスがけでは、何が違いますか?
- ワックスがけは表面に膜を重ねる方法で、長年の重ね塗りで汚れが層になって残ることがあります。フロアサンディングは、古いワックスや塗膜、表面に入り込んだ汚れを研磨で取り除き、仕上げ直す方法です(深いシミは残る場合があります)。
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