フロアサンディングPRO

住宅

2026-09-12

住宅の床研磨|施工事例17件でわかる日数と在宅施工の進め方

住宅のフローリングに傷や変色が増えてきて、床研磨(フロアサンディング)を検討している方に向けた記事です。実際に何日かかるのか、住んだまま施工できるのか、家具はどこまで動かすのかを整理しました。フロアサンディングPROが2026年9月12日時点で公開していた住宅の施工事例17件の実測値をもとに、日数の決まり方と事前に確認しておく条件を解説します。

住宅の床研磨は、2026年9月12日時点で公開していた施工事例17件では施工日数が1日10件、2日2件、3日3件、4日2件でした。研磨だけで仕上げた9件は、すべて1日で完了しています。日数を左右するのは面積よりも、仕上げ材の有無と乾燥時間、そして家具の量です。

この記事でわかること

  • 住宅の施工事例17件から見た、床研磨にかかる日数の目安
  • 住んだまま施工する場合に確認すること
  • 家具の移動範囲を決めるときの考え方
  • 床材の構造別に見た、研磨の可否と確認項目
  • 研磨後の仕上げの選び方と、日数への影響

住宅の床研磨は何日かかりますか?

住宅の床研磨で、研磨のみと仕上げありの施工日数の違いを示した図

2026年9月12日時点で公開していた住宅の施工事例17件では、施工日数は1日が10件、2日が2件、3日が3件、4日が2件でした。研磨だけで仕上げた9件は、すべて1日で完了しています。一方で、研磨後に仕上げを行った8件のうち7件は2日以上かかりました。つまり日数は面積よりも、仕上げ材を使うかどうかで大きく変わります。

次の表は、住宅の施工事例17件を施工日数ごとに集計したものです。

施工日数
件数
主な仕上げ
1日
10件
研磨のみ9件、仕上げあり1件
2日
2件
コーティング仕上げ2件
3日
3件
コーティング仕上げ3件
4日
2件
コーティング仕上げ2件

1日で終わった10件のうち9件は研磨のみで、仕上げ材を使った場合は2日以上になる例が中心でした。

研磨だけで仕上げた9件は、すべて1日で完了

研磨のみで仕上げた9件は、東京都・埼玉県・福岡県などの住宅で、いずれも1日で完了しています。塗装工程がないため、乾燥のための待ち時間が発生しないことが理由です。ただし、無塗装のまま使うか仕上げを行うかは、床の使い方と手入れの方針によって変わります。

3日以上かかった5件に共通していたこと

3日以上かかった5件は、いずれも研磨後にコーティング仕上げを行っています。そのうち3件は、施工前の床の状態に「リノベーション」の記載があり、他の工事と並行する工程でした。また、塗装後は乾燥と養生の時間が必要なため、面積が同じでも日数が伸びます。

そのため、引き渡し日や入居日が決まっている場合は、仕上げの種類と乾燥時間を含めた工程で確認してください。費用の内訳と日数の関係は、床研磨の値段と料金相場の記事もあわせてご覧ください。

住宅に住んだまま床研磨はできますか?

住みながらの施工は、部屋を区切って順番に進められる場合に可能です。ただし、研磨中と塗装の乾燥中は対象の部屋を使えません。そのため、当日どの部屋で過ごせるか、生活動線を分けられるかを現地調査で確認します。

粉塵については、Bona社の研磨機と集塵システム(ダストフリーサンディングシステム)を使用し、飛散を大幅に抑えます。ただし、粉塵がゼロになるわけではありません。家財や衣類の養生、居室の使い分けは、施工範囲に応じて個別に決めます。

居ながら施工の進め方は、在宅のまま木床を研磨・塗装する条件をまとめた記事で詳しく説明しています。

1日で終わる範囲かどうかを先に決める

在宅での施工では、1日で仕上がる範囲に区切れるかが判断の分かれ目になります。研磨のみであれば、事例では1日で完了したケースが中心でした。一方で、コーティングを行う場合は乾燥時間を見込むため、その部屋を数日使えない前提で計画します。

家具の移動はどこまで必要ですか?

研磨機は床面全体に入る必要があるため、原則として対象の部屋から家具を出します。ただし、どこまで移動するか、誰が移動するかは住宅ごとに条件が異なるため、現地調査で決めています。移動先の確保や分解の要否も、当日までに打ち合わせます。

現地調査では、次のような項目を確認します。

  • 置き家具か、造作家具・作り付けかの区別
  • ピアノ、金庫、大型の食器棚など重量物の有無
  • 一時的に家具を置ける部屋や廊下があるか
  • 部屋を区切って進める場合の施工順と生活動線
  • 搬出入の経路、エレベーターや階段の幅

また、家具の移動を含めた作業範囲は、見積書の項目として示されるかどうかを確認してください。フロアサンディングPROの現地調査は無料です。

床の状態と日数の目安をお知らせします

床材の構造、表面材の厚み、傷の深さを確認したうえで、施工範囲と日数をご提案します。現地調査とお見積りは無料です。

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どんな住宅の床が研磨できますか?

研磨できるかどうかは、床材の商品名ではなく、構造と表面材の厚みで判断します。無垢材は削り代を確保しやすく、挽き板は貼られている天然木の厚みしだいです。突板は表面材が薄いため現地確認が必要で、シートフローリングは化粧シートを削ることになるため、通常は研磨再生の対象にしません。

ご自宅の床材が分からない場合は、施工時の仕様書や納品書が手がかりになります。農林水産省のフローリングの日本農林規格(JAS)では、ひき板を基材とする単層フローリングと、それ以外の複合フローリングを区別しています。さらに複合フローリングは、天然木を貼った「天然木化粧」と、それ以外の「特殊加工化粧」に分けられます。

同規格では、天然木化粧で化粧板の厚さが1.2mm以上のものは、樹種名に続けて厚さを表示することとされています。そのため、JASの表示が残っていれば、表面材の厚みを知る手がかりになります。ただし、表示がない床材や既に研磨した履歴がある床は、現地で実測して判断します。

次の表は、床材の構造ごとの考え方と、現地で確認する項目をまとめたものです。

床材の構造
研磨の考え方
現地で確認する項目
無垢(単層)
削り代を確保しやすい
厚み、既往研磨、反り・浮き
挽き板
天然木の厚みによる
表面材厚、既往研磨、劣化の深さ
突板
現地確認が必要
表面材厚、劣化の深さ、下地
シート
通常は研磨再生の対象外
補修・張り替えなど別の方法

いずれの床材でも、表面材の厚み、既往研磨の有無、劣化の深さ、下地の状態をあわせて確認してから可否を判断します。

研磨できる床とできない床の基本的な考え方は、フローリング研磨とは何かを解説した柱記事で詳しく扱っています。研磨と張り替えのどちらを選ぶかは、張り替えと研磨の比較記事が参考になります。

どんな状態の床を研磨していますか?

住宅の施工事例17件のうち、築年数の記載がある15件は8年から29年で、そのうち8件が築20年以上でした。17件すべてに傷・変色・汚れの記載があり、WAXの剥がれは11件、日焼けは10件です。つまり、ひとつの症状ではなく複数が重なった段階で相談されるケースが中心です。

次の表は、日数と仕上げの違いが分かる住宅の施工事例3件です。

施工事例
築年数・施工前の床の状態
施工日数・仕上げ
東京都八王子市(C690)
築17年、ささくれ・日焼け・WAXの剥がれほか
1日、研磨のみ
東京都目黒区(C700)
築8年、毛羽立ち・変色・日焼けほか
1日、セラミックガラス(微光沢)
神奈川県相模原市(C947)
築19年、リノベーションに伴う施工
4日、水性ウレタン

築年数が浅くても仕上げを行えば工程が増え、築年数が古くても研磨のみなら1日で完了する例があります。

各事例の詳細は、八王子市の住宅の事例、目黒区の住宅の事例、相模原市の住宅の事例でご確認いただけます。ほかの事例は施工事例の一覧にまとめています。

傷がどこまで消えるかは深さで変わる

表面の擦り傷や毛羽立ちは、研磨で削り取れる範囲に入ります。一方で、下地に届くような深い凹みや割れは、削るだけでは消えない場合があります。そのため、傷の深さと表面材の残り厚みを比べて判断します。詳しくは傷の深さ別の可否をまとめた記事をご覧ください。

事例のエリアと住宅の種類

住宅の事例17件のエリアは、東京都9件、埼玉県3件、千葉県2件、神奈川県1件などです。戸建住宅のほか、リフォーム中のマンションの事例も含まれます。地域ごとの傾向は、埼玉の床研磨の記事と千葉の床研磨の記事で事例別に紹介しています。中古住宅を購入して床から見直す場合は、中古住宅の床リフォームの記事が参考になります。

住宅の床研磨後の仕上げはどう選びますか?

住宅の事例17件のうち、研磨のみが9件、研磨後に仕上げを行ったものが8件でした。仕上げの内訳は、水性ウレタンコーティングが6件、セラミックガラスフロアコーティング(微光沢)が1件、ワンニャンすべらん仕上が1件です。仕上げを行うと乾燥と養生の時間が必要になるため、日数にも影響します。

そのため、仕上げは見た目の好みだけでなく、入居日や在宅の条件とあわせて決めます。無垢床に仕上げを行う場合の考え方は、無垢床のフロアコーティングの記事で整理しています。研磨そのものの工程はフロアサンディングのサービスページをご覧ください。

まとめ

住宅の床研磨は、2026年9月12日時点の公開事例17件では1日が10件と最も多く、研磨のみの9件はすべて1日で完了していました。日数を決めるのは面積よりも、仕上げ材の有無と乾燥時間、そして家具の量です。

また、研磨できるかどうかは床材の商品名では決まりません。構造と表面材の厚み、既往研磨、劣化の深さ、下地の状態を現地で確認したうえで判断します。家具の移動範囲も、住宅ごとの条件に合わせて現地調査で決めています。

ご自宅の床が研磨できるか、どのくらいの日数がかかるかは、床の状態を確認したうえでご案内します。

よくあるご質問

住宅の床研磨は1日で終わりますか?
研磨のみで仕上げる場合は、住宅の公開事例9件がすべて1日で完了しています。ただし、研磨後にコーティングを行う場合は乾燥時間が必要なため、2日以上かかる例が中心です。施工範囲と仕上げの種類によって変わるため、現地調査で日数をご案内します。
集合住宅でも住宅の床研磨はできますか?
公開している事例には、リフォーム中のマンション1件(東京都北区)が含まれます。ただし、管理規約で工事の時間帯や床材の仕様が定められている場合があるため、事前の確認が必要です。床材の構造と表面材の厚みは、現地調査で判断します。

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執筆/記事確認:フロアサンディングPRO事業部

施工事例の値は、自社サイトで公開している施工事例ページの記載に基づいています。

株式会社M&Mは建設業許可(東京都知事 許可(般-6)第150596号)を持ち、ISO 9001:2015(認証範囲:フロアーコーティングの施工、ハウスコーティング剤の開発・販売)の品質管理体制で運営しています。JHCA加盟店No.003です。いずれも会社としての許可・認証で、研磨の仕上がりを証明するものではありません。

最終更新日:2026年9月17日

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