フロアサンディングPRO

住宅

2026-04-16

無垢フローリングのカビを除去する方法|再発を防ぐ予防策と床研磨による再生

せっかく選んだ無垢フローリングに、いつの間にか黒い点々としたカビが発生してしまった。「塩素系漂白剤を使ってもいいの?」「木材を傷めずに除去できる?」そんな不安を抱えている方は少なくありません。無垢材はデリケートなため、誤った方法で対処するとかえってダメージが広がることがあります。この記事では、カビの発生原因から木材を傷めにくい除去方法、DIYの限界と業者への依頼基準、そして再発を防ぐ予防策まで、フロアサンディングを行うフロアサンディングPROが解説します。

この記事でわかること

  • 無垢フローリングにカビが発生する原因と仕組み
  • DIYでできるカビ除去方法と使ってはいけない洗剤
  • DIYの限界と業者に依頼したいケースの見分け方
  • フロアサンディングで無垢フローリングのカビを取り除く仕組みと費用
  • カビを再発させないための湿度管理とコーティング保護

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無垢フローリングにカビが発生する原因とメカニズム

無垢フローリングにカビが発生する原因と湿度の関係

無垢フローリングのカビとは、木材の表面やその内側でカビが繁殖した状態のことです。表面の拭き取りだけでは再発しやすく、表面に近い部分のカビはフロアサンディング(床研磨)で削り取る方法が有効です(深く入り込んだものは残る場合があります)。

無垢フローリングにカビが発生する最大の原因は、湿度70%以上の環境と木材の調湿性が組み合わさることです。無垢材は「呼吸する素材」として室内の湿気を吸収・放出する調湿性を持ちますが、この性質が同時にカビのリスクにもつながります。一般的に無垢フローリングの理想的な室内湿度は40~60%とされており、これを超えた状態が続くと木材が水分を過剰に吸収し、カビが繁殖しやすい環境を自ら作ってしまいます。

無垢フローリングのカビが繁殖する4つの条件

カビは以下の4条件が揃うと急速に繁殖します。そのため、1つでも条件を断つことが予防の鍵になります。

  • 高い湿度:湿度70%以上で活発になり、80%以上で急速に増殖します
  • 適切な温度:20~30℃の環境を好み、人が快適と感じる室温と重なります
  • 栄養源:ほこり・皮脂・食べこぼし・ダニの死骸などが繁殖の燃料になります
  • 酸素:密閉空間でもわずかな空気があれば繁殖できます

無垢材がカビに弱い理由|調湿性との関係

無垢材の表面には目に見えない凹凸や木目があり、汚れが溜まりやすいことも繁殖を後押しします。さらに、塗膜がないオイル仕上げの無垢材は水分・汚れが直接木材繊維に侵入しやすく、一度根を張ったカビ菌糸が深部まで伸びやすい構造になっています。つまり、同じ部屋でも合板フローリングより無垢材のほうがカビリスクが高い傾向があるのは、この調湿性と素材の開放性が理由です。

無垢フローリングのカビが発生しやすい場所とサイン

カビが発生しやすい場所は以下の通りです。

  • 窓際・壁際(結露の水分が流れ込みやすい)
  • 家具の裏側・下(空気が滞留しやすい)
  • 洗面所・浴室に隣接する部屋(常時湿度が高い)
  • 保育園・飲食店など人の往来が多く湿気の多い施設

「黒い点々」「白い粉状の汚れ」「カビ臭い臭い」が見られたら早めに対処することが重要です。放置するほど木材深部への浸透が進み、DIYでの除去が困難になります。

【DIY除去】自分でできる無垢フローリングのカビ取り方法

無垢フローリングのカビをエタノールで拭き取る方法

表面の軽いカビはエタノールや中性洗剤で除去できますが、木材の内側に入り込んだカビは、DIYでは取り除きにくくなります。まずは自分で対処できる範囲を正しく把握したうえで、安全に作業を進めましょう。

仕上げ別の注意点|オイル仕上げとウレタン塗装

無垢フローリングの仕上げ方法によって、使える洗剤と手順が異なります。作業前に必ず確認してください。

仕上げの種類 特徴 DIY除去時の注意点
オイル仕上げ 塗膜なし。調湿性・木の質感を活かす 水分が直接木材に浸透しやすい。洗剤は少量使用し即座に乾燥させること
ウレタン塗装仕上げ 表面に塗膜あり。耐水性・耐久性が高い 研磨剤入り洗剤・強酸性・強アルカリ性洗剤は塗膜を劣化させるため禁止

いずれの仕上げでも、作業前に必ず目立たない箇所で試し拭きを行い、変色・シミがないことを確認してください。

エタノール・中性洗剤・重曹の使い方

DIYで使用できる主な除去剤は以下の3種類です。なお、作業後はしっかり乾燥させてください。水分が残った状態ではカビがすぐに再発します。

除去剤 効果 使い方のポイント
消毒用エタノール(70~80%) 殺菌・速乾性に優れる 布に含ませて優しく拭き取り。換気しながら作業。引火性があるため火気厳禁
中性洗剤(薄め液) 軽いカビ・汚れに有効 水1Lに数滴。布で拭き取り後、必ず水拭き→乾拭きで洗剤成分をしっかり拭き取る
重曹水 弱アルカリ性・研磨作用あり 水200mlに小さじ2杯。5~10分置いてから優しく拭き取り。必ず水拭きで残留除去

窓を開けた換気に加え、エアコンのドライ機能や扇風機を活用して乾燥を促してください。

無垢フローリングのカビに使ってはいけない洗剤(塩素系漂白剤)

無垢フローリングに塩素系漂白剤は使用しないでください。強力な脱色作用により木材の色が抜け、変色・変質が起き、元に戻すことができません。さらに木材繊維を傷めて劣化を早め、後のフロアサンディングでも修復困難になるケースがあります。「強ければ効く」という判断は、無垢材では逆効果になる典型例です。また、クエン酸と重曹の同時使用は中和されて効果が薄れるため、併用も避けてください。

無垢フローリングのカビでDIY除去が難しいケース

木材の内側まで入り込んだカビの状態のイメージ

DIYで対処できるカビには限界があります。自分で対処できるケースと業者に依頼したいケースを見分けることが、フローリングを守るうえで非常に重要です。

自分で対処できるケースとできないケースの見分け方

状態 判断 対処方法
白い粉状・表面のみに付着 DIY可 エタノール・中性洗剤で拭き取り
黒い点々・範囲が狭い(10cm以内) DIY可(要注意) エタノールで試しながら慎重に対処
黒いシミが広がっている・拭いても再発する 業者へ相談推奨 木材深部まで浸透している可能性大
木材が変色・変質・腐食している 業者への依頼を推奨 フロアサンディングによる表層除去が必要
カビ臭が取れない・広範囲に及ぶ 業者への依頼を推奨 施設全体の環境改善も含めた対応が必要

したがって、「拭いても数日でまた黒い点が出る」という状態は、すでにDIYの限界を超えているサインです。表面を繰り返し拭くだけでは菌糸を根絶できず、手間と費用が重なるだけになります。

なお、複合フローリング(突き板・シートフローリング)はフロアサンディングの施工対象外です。また、腐食が著しく進んだ床材や床鳴り・沈みが発生している場合も研磨では解決できないケースがあります。床材の種類・状態が不明な場合は、まず写真をお送りいただくだけで施工可否を無料確認できます。

施設(保育園・飲食店)のカビはより慎重な対応が必要

保育園・幼稚園・飲食店など、多くの人が利用する施設では、衛生管理の基準に沿った対応が求められます。素足で床に触れる乳幼児がいる施設では、カビの除去とあわせて、施工中に粉塵や胞子を広げない方法を選ぶことが大切です。営業・保育を止めての施工が難しい場合は、BONAダストフリーサンディングのように粉塵を回収しながら研磨する方法が向いています。床サンディングの粉塵対策についてはこちらの記事

実際の施工前後の変化は施工事例(ビフォーアフター写真)でご確認いただけます。

無垢フローリングのカビを床研磨(フロアサンディング)で取り除く

フロアサンディングで床の表面を研磨する施工のイメージ

フロアサンディングは表面を研磨してカビが入り込んだ層ごと削り取る方法で(削り量は床の状態と工程で異なります)、拭き取りでは落ちない表面近くのカビに有効です。さらに、研磨後にコーティングを施すと、湿気や汚れが入り込みにくい床面になります。

研磨で無垢フローリングのカビを取り除ける理由

カビは木材の繊維の中に入り込むことがあるため、表面を拭くだけでは取り切れない場合があります。一方、フロアサンディングでは専用の研磨機器で床表面を削るため、表面に近い層に入り込んだカビを取り除けます(深く浸透したものは残る場合があります)。

その結果、研磨後に適切なコーティング(ウレタン・オイル・セラミックガラス等)を施すと、木材表面に保護膜が形成されます。この保護膜により湿気や汚れが入り込みにくくなり、再発防止の助けになります。さらに、フロアサンディングは床材を張り替えずに再生するため、張り替えに比べて廃材が少なく、費用も抑えやすい方法です。

BONAダストフリーサンディングなら粉塵・胞子の飛散を大幅抑制

フロアサンディングPROではBONA(ボナ)社のダストフリーサンディングシステムを使用しています。高性能集塵機(BONA DCS70)が研磨時の粉塵と胞子を同時に吸引するため、施工中に胞子が部屋中に飛散するリスクを大幅に抑えられます。詳しくはBONAダストフリーサンディングの仕組みと数値の記事もご参照ください。

  • 空気中のホコリの99.996%を除去(Bona日本代理店の公表値)
  • 従来の研磨工法と比べて粉塵を90%以上抑制(同)
  • 使用する仕上げ剤はGREENGUARD GOLD認証取得(化学物質の放散について第三者機関が確認)

BONAの水性仕上げ剤は低VOCの製品です(当社が使用するBonaトラフィックGOは、輸入元のカタログでVOC 3%未満)。保育園・幼稚園などの施設からもご依頼をいただいています。なお、ダストフリーとは「粉塵飛散を大幅に抑制する」意味であり、完全にゼロになるわけではありません。

施工事例|黒ずみ・塗膜の剥がれがあった保育室の床

フロアサンディングPROでは、保育室の床(長年の使用による黒ずみ・塗膜の剥がれ・粘着テープ跡)に対して研磨施工を行った事例があります(施工事例ページで公開)。研磨で表面を整えたうえでコーティングを施すと、汚れを拭き取りやすくなります。カビに限らず、床全体の見た目を整える方法として検討できます。実際のビフォーアフターは施工事例ページでご確認ください。

無垢フローリングのカビを研磨で直す費用と施工の流れ

フロアサンディングのカビ再生施工費用と流れの説明

フロアサンディングの費用はカビの状態・施工面積・仕上げ方法によって異なります。コーティングを施す場合は、仕上げの種類により10~30年の保証があります(保証年数は耐用年数ではありません)。

カビ再生施工の費用目安

施工内容 1㎡あたりの目安 保証年数
フロアサンディング(研磨のみ) 6,000~8,000円 施工品質保証書に定める期間
水性ウレタンコーティング 2,000~4,000円 10年
セラミックガラスコーティング 5,000~8,000円 30年
ガラスコーティング 3,000~6,000円 20年

※価格は一般的な相場の目安で、施工面積・床材の状態・地域により異なります。現地調査・お見積もりは無料です。

なお、一般的に無垢フローリング(約2cm厚)は5~7回のサンディングが可能とされていますが、施工回数には限界があります。カビが深く進行するほど削り代が増えるため、早期の対処が床材を長持ちさせるうえでも重要です。

施工の流れ(お問い合わせから完了まで)

  1. お問い合わせ・写真送付:床材の写真(全体・表面近接・断面)を送るだけで事前確認が可能
  2. 現地調査・無料見積もり:床材の状態・施工範囲を確認し、プランと費用を提示
  3. お申込み・ご契約:電子契約で日程を確定
  4. 施工(フロアサンディング+仕上げ):BONAダストフリーサンディングで段階研磨→仕上げ処理
  5. 乾燥・引き渡し:乾燥の目安は仕上げ剤による(BonaトラフィックGOは輸入元のカタログで軽歩行まで8時間・重歩行まで24時間)。施工後のお手入れ方法をご案内

キャンセルは施工予約日の14日前までであれば無料です(利用規約による)。まずは床の写真をお送りいただく無料の事前確認から、お気軽にご相談ください。

📋 費用の詳細はお見積もりで確認できます

床材の写真をお送りいただくと、施工できるかの目安を無料でお伝えします。現地調査・お見積もりは無料です。

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無垢フローリングのカビを再発させない予防策

無垢フローリングのカビ再発防止のための湿度管理と換気

カビの再発を防ぐには、湿度40~60%の維持と研磨後のコーティングによる木材保護が最も効果的です。日々の習慣で再発リスクを大幅に下げることができます。

換気・湿度管理(40~60%)

室内の湿度を40~60%に保つことが、カビ再発防止の基本です。梅雨・夏場は除湿器やエアコンのドライ機能を積極的に活用し、1日数回の換気(対角線上の窓を開ける)を習慣化してください。加湿器は使いすぎると結露の原因になるため、湿度計を設置して適切な範囲に管理することをおすすめします。

結露対策と日常清掃

冬場の結露は床へのカビ再発の主要原因です。断熱シートの貼付・二重窓の設置など窓の断熱性向上が有効です。また、家具は壁から5cm以上離して設置し、空気の通り道を確保してください。

日常清掃では、乾いたモップや掃除機でほこりをこまめに除去することがカビ予防の第一歩です。水拭きをする場合は固く絞った雑巾を使い、必ず乾拭きで仕上げて水分を残さないようにしてください。

研磨後コーティングで木材を長期保護

フロアサンディング後にコーティングを施すことで、木材表面に保護膜が形成され、湿気・汚れの侵入を遮断します。このように、研磨は「カビを取る」だけでなく「カビを寄せ付けない床をつくる」ための施工でもあります。

なお、施工後の床にワックスをかけることは厳禁です。BONA仕上げ剤の塗膜とワックスが反応し、白濁・剥離・ムラが生じることがあります。日常清掃はBONA専用クリーナーの使用をおすすめします。

BONAダストフリーサンディングの粉塵抑制効果については、Bona日本代理店の株式会社オカベ公式サイトでも詳しく解説されています。

よくある質問

カビに関するよくある質問のイメージ

Q. 無垢フローリングのカビはエタノールで除去できますか?
表面の軽いカビには有効ですが、完全除去は難しい場合があります。消毒用エタノール(70~80%)を布に含ませて優しく拭き取り、必ず換気しながら作業してください。木材深部に浸透したカビは拭いても再発するため、その場合は業者のフロアサンディングをご検討ください。

 

Q. 塩素系漂白剤を無垢フローリングに使っても大丈夫ですか?
使用は厳禁です。塩素系漂白剤は無垢材の色を抜き、木材繊維を変質・劣化させます。一度生じた脱色・変質は元に戻せないため、どんなに頑固なカビでも使用しないでください。中性洗剤・エタノールで対応できない場合は、専門業者へご相談ください。

 

Q. カビが生えた無垢フローリングは張り替えるしかないですか?
張り替えは不要な場合が多いです。フロアサンディング(床研磨)で床表面を削り、カビが入り込んだ層ごと除去できる場合があります(深く浸透したものは残ることがあります)。研磨後にコーティングを施すことで美観と耐久性を取り戻せます。なお、腐食が進んで床材が著しく損傷している場合は張り替えが必要になることもあります。

 

Q. フロアサンディングの費用はいくらかかりますか?
研磨のみで1㎡あたり6,000~8,000円が目安です(一般的な相場で、当社の料金を示すものではありません)。研磨後のコーティング仕上げは別途1㎡あたり2,000~10,000円程度(仕上げ種別による)が加わります。正確な費用は施工面積・床材の状態・地域により異なるため、無料現地調査・お見積もりにてご確認いただけます。

 

Q. 保育園の床にカビが生えた場合、施工で気をつけることは?
研磨後の仕上げには、GREENGUARD GOLD認証取得の低VOC塗料を使用しています。BONAダストフリーサンディングにより施工中の粉塵・胞子飛散を大幅に抑制し、施工スケジュールは夏季・冬季休園期間や夜間に合わせた調整も可能です。

 

Q. カビが再発しないようにするにはどうすればいいですか?
室内湿度を40~60%に管理し、定期的な換気を徹底することが基本です。さらに、フロアサンディング後にコーティングを施すと木材表面に保護膜が形成され、湿気・汚れの侵入を防いでカビの再発を防ぐ助けになります。

 

Q. フロアサンディング施工中はカビの胞子が飛び散りませんか?
BONAダストフリーサンディングにより粉塵・胞子の飛散を大幅に抑制できます。高性能集塵機(BONA DCS70)が研磨時の粉塵を同時吸引し、Bona日本代理店の公表値では、従来の研磨工法と比べて粉塵を90%以上抑制するとされています。粉塵がゼロになるわけではありません。

 

Q. まず相談だけしてみたいのですが、費用はかかりますか?
現地調査・お見積もりは無料です。床材の写真をお送りいただくと、施工できるかの目安もお伝えします。キャンセルは施工予約日の14日前までであれば無料です(利用規約による)。まずはお気軽にご連絡ください。
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執筆/記事確認:フロアサンディングPRO事業部

株式会社M&Mは建設業許可(東京都知事 許可(般-6)第150596号)を持ち、ISO 9001:2015(認証範囲:フロアーコーティングの施工、ハウスコーティング剤の開発・販売)の品質管理体制で運営しています。JHCA加盟店No.003です。いずれも会社としての許可・認証で、研磨の仕上がりを証明するものではありません。

最終更新日:2026年9月17日

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